株式会社文化工房はテレビ朝日グループの総合制作プロダクションです。「スポーツの文化工房」としてテレビ朝日のスポーツ・情報系番組の制作・取材・編集業務を一貫して手掛け、野球やサッカー、世界的スポーツ大会など数々の歴史的瞬間を届けてきました。映像制作に留まらず、さまざまな顔を持つ文化工房は、映像・印刷物・ウェブなど、多様なメディアを駆使して、日々多くのコンテンツを生み出しています。
ALBA e Medico の導入経緯
ここ1,2年で放送局への納品もXDCAMのファイル納品が増えてきて、そうなった時に、30分番組のテロップ1枚直すのでも全部書き出し直さないといけないというのが、時間的なロスにもなるので、XDCAMのディスクみたいに部分的にファイル上でも修正できるような製品があればいいなと考えていました。そして展示会で偶然ALBA e Medicoを見かけ、求めていたものがあったと社内に情報を拡散しました。
導入の決め手
既にさくら映機さんの製品(Prunus Universal Player)を使っていたこともあり、ファイルベース関係への信頼感があったので、あまり心配はしていませんでした。機能面も必要なものが揃っており、TCを揃えて配置できるTC同ポジセットやフォーマットチェックなど細かいところまでケアされているなというのがありました。デモの時とかに資料を色々ご用意いただいて、そういった資料が充実しているのは、きちんと検証されているんだなという意味で安心感もあり、導入を進められました。

ソースファイルのTCを読み取りTLの同ポジにセット ファイルが規格に準拠しているかをチェック可能
どのように使用していますか?
現在は主にBS朝日で放送中の「極上!ゴルフ場探訪」という番組で活用していて、ノートPCにインストールして部屋は固定にせず、必要な編集室に持っていけるようにしています。またDAZNで配信されている「やべっちスタジアム」でも使用したことがあります。30分を超える番組の修正はMedicoを使用した方が早く作業が完了すると感じているので、ある程度の尺があるオンライン納品の番組で使っていきたいと思っています。

導入のメリット・効果
作業時間の短縮など、ある意味想定通りの効果があったと感じています。また不慣れなユーザーでもMedicoの使い方を覚えればMAの音戻しできるよね、など今まではできなかったワークフローの選択肢が広がり、いろいろな可能性が出てきたというのも導入した効果かなと思っています。
今後の展開
基本的にはファイル納品のインサート作業をメインとして、ファイル納品できる番組が増えていけば、活用できるところが広がっていくと考えています。他のワークフローも試してみて使えるところがあれば検討をしていきたいです。
製品導入を検討されている方々へ一言
オンライン納品は今後確実に増えていきますし、やっぱりテレビの業界って直しが非常に多いので、絶対に必要になってくるソフトだと思います。
インタビュー:
株式会社 文化工房
スポーツニュース制作局 技術部 ポスト編集担当 大庭 幸弘 様
